勃起不全(ボっき不全)とロキソニン
ロキソニンが勃起不全を引き起こす?ネットで相談が多く寄せられている話題でもあります。ですが、ばいあぐらを利用する時にロキソニン併用を薦めている医院もあります。一体どうなのでしょう。特集します!
ED治療薬と頭痛の関係
ED治療薬を服用した際に副作用が起こる場合があります。頭痛は引き起こされる副作用の中で代表的なものです。
ED治療薬陰茎海綿体への血流を増加させる事によって強力に勃起をさせる薬となっています。血管拡張作用は海綿体のみならず、全体の血管を拡張させます。
その為脳内の血管も拡張されてしまい拡張した血管が神経を刺激する事によって頭痛が発生します。
副作用の頭痛は頭痛薬で抑える
ED治療薬による副作用で発現する頭痛は抗炎症作用のある鎮痛剤であるロキソニンなどで対応するのが一般的です。
服用のタイミングは一緒に服用するというのが最も効果的です。ED治療薬とロキソニンの効果発現のタイミングがほとんど一緒なので同時に服用すると頭痛を抑える事が可能になります。
しかし空腹時に服用するED治療薬と違いロキソニンは食後に飲む薬で空腹時に服用すると胃の粘膜が荒れてしまう可能性があります。
その為ロキソニン服用時には胃薬も一緒に服用する事で胃の粘膜が荒れてしまう事は防ぐ事が出来ます。
ロキソニン単体服用時の勃起不全(ボっき不全)
ED治療薬で発現する副作用の頭痛にロキソニンが効果的なのは前述した通りですが、ロキソニンを単体で服用してる時に勃起不全(ボっき不全)の症状が発現してしまうのは一体どういう事なのでしょうか。
それはロキソニンが非ステイロド系の抗炎症作用のある鎮痛剤という点が関係しています。ロキソニンは血管を収縮させて炎症作用を抑制します。
血管を拡張させて陰茎海綿体に血流を集める「勃起」という現象と非常に相性が悪いのです。
勃起する際に血管拡張するはずが、ロキソニンの効果によって血管収縮していますから、勃起不全のような状況になるという事は十分に考えられます。
これは血管が収縮しやすい方など体質によりますし、一時的なものなので服用をやめればすぐに勃起する状況になります。心配する必要はありません。
ではED治療薬と服用したら相性が悪いのではないか?という疑問が生まれるかと思いますが、EDの症状を回復させながら頭痛を抑えるというむしろ相性のいい作用が発現しますので安心してED治療薬と併用してください。
ED治療薬とロキソニン服用時の注意点
ロキソニンを服用する際に注意しなくてはならない事があります。
ロキソニンを飲む事が出来ない方は前提として服用出来ません。
- 消化性潰瘍を患っている
- ロキソニンの成分に過敏症の既往歴がある
- 妊婦
- 重篤な血液の異常、肝障害、腎障害、心機能不全がある
- アスピリン喘息、またはその既往歴のある(15歳未満)
上記に該当する場合はロキソニンを服用する事は出来ません。
上記以外の方でもED治療薬と服用する際には注意する必要があります。
- ED治療薬と同時に服用する。
- 副作用で胃痛が出る可能性があるため、胃の弱い方は胃薬も同時に服用する。
- 続けて服用する場合、4時間は空けて服用する。(※1日に服用できる錠数は60mgを3回まで)
- 服用しても痛みが緩和されないことが数回続く場合は、服用を中止して医師に相談する。
勃起不全(ボっき不全)とロキソニンまとめ
勃起不全(ボっき不全)とロキソニンは密接な関係にあります。勃起不全(ボっき不全)でED治療薬を利用する方で頭痛が酷いと悩んでいる方はロキソニンも一緒に飲むようにしてみましょう。
またロキソニンで勃起不全(ボっき不全)になったと悩んでいる方は気にせずにロキソニンの服用を抑えるか、思い切ってED治療薬を服用してみましょう。
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